アルコールのエンプティカロリーについて

引越前のブログから移行してなかったようなので…。お酒の中のアルコールのエンプティカロリーについてのお話です。エンプティカロリーというのはからっぽのカロリーという意味です。

エンプティカロリーは太らないから、アルコールを飲んだだけでは肥満にならないと聞いた事があるかもしれません。

百薬の長

適度な飲酒は体に良いことが昔から言われています。「酒は百薬の長」とはうまいこと言っていると思います。お酒の健康に対する影響を調べてみました。以下は引用です。

12年間にわたって4万人以上の男性を対象に行ったハーバード大学公衆衛生学部の研究で、中程度の量のアルコールを週3回以上飲んでいる人のほうが(アルコールの種類を問わず)、飲酒をしない人より心臓疾患のリスクが30〜35%低いという結果が示された。アルコールにはHDLコレステロール(「善玉」と呼ばれるもの)量の増加、インシュリンに対する感受性向上(糖の代謝を高める)、血栓形成の予防といった作用があり、こうしたことが理由とみられる。この研究グループは定期的な飲酒は好ましいとし、週3日以上、1〜2杯のアルコールを飲むように勧めている。

難しい内容ですが、身体によいということはわかりますね。ただ週3日以上というのは始めて見ました。

お酒が健康に良いことはわかりましたが、ダイエット、肥満の観点から見るとどうなんでしょうか。冒頭に出てきたエンプティカロリーについてです。

エンプティカロリーは太らないのか

アルコールのカロリーはエンプティカロリーである。エンプティカロリーは吸収されることなく、熱などになってすぐに代謝されるので実質カロリーはゼロである。お酒のカロリーは原料に限定されるので、お酒で太るのは一緒に摂るつまみのせいである、というのがエンプティカロリーゼロ派の主張です。

しかしこれは実は科学的な裏付けはありません。わかっていることはアルコールのカロリーは、全てのカロリーが体の活動源に使われる訳ではないということだけです。

人間は食事を行うと体が熱くなるように熱としても利用されます。これを「食事誘発性体熱生産(DIT)」と言いアルコールは体熱生産率が非常に高いのです。

しかしそれでもビールなら40%から45%、ワインなら20%前後が身体の活動源として、おそらく使われていることが近年の研究でわかってきてます。

アルコールのカロリーは太らないにしても、そのカロリーを消費するまでの間は他のカロリーを使わないわけですから、結果的に見てカロリーを余分に摂っていることにはかわりありません。

図書券や金券はお金ではありませんよね。しかしそれらを使っている間はお金が減らないのですから、金券はお金と同じであることはわかると思います。太らないカロリーも、他の太るカロリーが消費されない手伝いになります。

エンプティカロリーが太らないといわれる理由

私が思うに、エンプティカロリーは太らないというのは、酒造会社の宣伝文句じゃないかと思います。またその効果を謳うのも、スポンサー関係なんかの大人の事情がからんでいるのではないでしょうか。

エンプティカロリーという言葉は海外でも使われています。しかしこれは、ビタミンなどの栄養素を含まない、からっぽのカロリーという意味です。どこかで都合良く解釈されているように思います。

それに加えてお酒は、他のカロリーの高い揚げ物などをたくさん食べるきっかけになります。太るべくして太るのがお酒なんですね。

「アルコールのエンプティカロリーについて」の評価です。

この記事は2009.07.10 Fridayに更新されました。

アルコールのエンプティカロリーについてにコメント

ken | 2009/07/16 10:53 PM
それも違うんですね。太らないのは「アルコール」です。

例えば日本酒の場合、原料の米に加えて味付けに水あめを使っています。これらの原料のカロリーは、当然身体に吸収されますから。

しかしそこにはあえて触れていないようです。

かなり恣意的な解釈の元に、アルコールは太らないといっている事がわかります。

本文に書くべきでしたね。
ジャイロ | 2009/07/15 10:21 PM
解釈としては、もしなにも食べない、飲まないで(実際は不可ですが…)お酒だけを飲んでいればほぼ太らないということでよろしいのでしょうか?